ゴーヤ(苦瓜)の花にとまった「しじみ蝶(ヤマトシジミ)」。2〜3cmの小さい蝶です。翅の裏側は下の写真のように白地に固有の斑点があります。(花の中心に見える小さい甲虫は羽虫の一種でしょう。)
<第十回ブログ句会・出句集>
下の作品が今回の出句です。
この中から良いと思う作品を4句選んで、その番号をメールで送信してください。
(それぞれ30字以内の感想・批評を添えてください。)
(選句は、出句した方に限ります。)
☆選句期限 9月10日。
◎全ての選句をまとめ、このブログに発表します。作者名(ブログ上の仮名)も添えます。感想・批評も評者名(同前)を添えて全て発表します。
<出句集>
1新酒下げ婿の戻りし夕間暮れ
2黄昏や女庭師の松手入れ
3鈴虫の籠と乗りたる夜汽車かな
4佐渡までの海路の近き銀河の夜
5情熱の絡む夜長のタンゴかな
6厨の灯消してちちろへ返す闇
7燭ともしあれこれ忘る秋の夜
8天の川指してとけゆくわだかまり
9夜の雨ひとりぽちぽち栗をむく
10夕風の途切れてゐたる鳥威
11思ひ出のごとくに遠く揚花火
12空き壜のかたちさまざま稲光
13雑踏にチェロの調べ秋の暮
14鈴虫に出迎えられし最終バス
15本棚に西田幾多郎夜の桃
16渋滞を帰る高速虫時雨
17利己と利他ふたりごころの星月夜
18銀河濃し少年兵は銃磨く
19ゆっくりと猫まばたきす良夜かな
20翼竜も仏陀もいましたお月さま
21秋の闇脳みそばかりがヒクヒクと
22稲妻が袈裟懸けに切る夜の闇
23狛犬の一人芝居や秋の宵
24予後の友見てゐるらむか今日の月
25夜深し壁に影置く吾亦紅
26鉦叩闇に戸口のあるごとく
27虫時雨和音リズムもかまいなし
28老眼に嬉し児童書灯火親し
29更けぬれば寝屋まで届く落とし水