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第五回ブログ句会・選句と評

写真は「ナカムラサキフトメイガ」という蛾です。体長は一センチ強。幼虫の食草は柏の葉ということです。

※今回の出題は、「冬の句」だったのですが、4・5人の方が「そぞろ寒」など、秋季の句をお寄せになりました。早く出句なさった方には、メールでその旨説明して、冬の句を出し直ししていただきましたが、締切間際の方は、秋季の句を割愛して、冬の句だけいただきました。申し訳ありません。これだけ多数の方が、別の季の句を出句なさったのは、こちらの出題の仕方が不注意だったのだと思います。未だ秋なのに、なぜ、冬季の句を課題にしたのか、説明も付けませんでしたし、「冬」を強調もしませんでした。今後注意いたします。
 (今回「冬季」にしたのは、次回の1月は「新年」にするつもりだからです。次々回の3月は「春季」ですから、今回を外すと、「冬季」の句を扱う時がなくなってしまうのです。)
 さて、この際、次回、一月の課題を発表してしまいます。一月の課題は「新年」の句です。歳時記の「新年」の部にある季語を使った句を、ご用意ください。(「除夜」「一月」は新年でなく、冬季です。ご注意を。)


<第五回ブログ句会・選句と評>

◎4点「冬日向猫それぞれの面構へ<けいこ>」
 ☆近くの土手に野良猫が6匹たむろしている。みな違う面構えだ。(ウーフ)
 ☆下5が良い。(白い鴉)
 ☆気持ちよさそうで、出勤時には羨ましく思います。(句猫)
 ☆そう言われてみると、なるほど。(ときお)

◎4点「無口なる息子来たれり掘炬燵<けいこ>」
 ☆情景が浮かびます。(土曜日)
 ☆部屋の中が一挙に狭くなる、図体の大きい息子を思いました。(青子)
 ☆語らなくても何かがあったのだろう。掘炬燵は子宮の様。(うーむ)
 ☆人物と掘炬燵が合っている。「来たれり」はきっぱりし過ぎ。(たいじ)

◎4点「夜焚き火や心の底へ降りていく<うーむ>」
 ☆夜の赤い炎と自分の心だけが其処に居るのですね。(そよ風)
 ☆痺れました。名句です。(土曜日)
 ☆しっぽりした感じがいいと思いました。(句猫)
 ☆中七下五の心象が面白い。「夜焚き火や」は無理。「夜の焚火」。(たいじ)

◎3点「しばるるやブロンズ像の肋ら骨<たいじ>」
 ☆ブロンズのヒンヤリ感が伝わります。(句猫)
 ☆痩せた男の受難の像、キリストか。かなり寒そうだ。(うーむ)
 ☆肋ら骨がいかにもしばれる。(弓子)

◎3点「マネキンの肌の冷たき小六月<白い鴉>」
 ☆小春日と言っても、トルソーの肌は冷たいものですね。(そよ風)
 ☆中七下五が季重なりでも視点がおもしろい。下五を小春かなでは?(けいこ)
 ☆小春とマネキンの冷たさの対比が面白い。しかし季重りすれすれ。(たいじ)

◎3点「一人より二人の寒さ初時雨<うーむ>」
 ☆一人より二人のほうが孤独を感じる時がある。時雨の時は尚更だ。(ウーフ)
 ☆季重なりですが「二人の寒さ」で頂きました。(土曜日)
 ☆夫婦の冷たい戦争か?(白い鴉)

◎3点「湯豆腐やまつすぐな恋忘れたり<土曜日>」
 ☆湯豆腐の淡白さと、昔の恋のひたむきさの間に長い時間を感じる。(けいこ)
 ☆若かりし時の一途な恋も忘れてしまった。湯豆腐との取合せが絶妙。(ウーフ)
 ☆長く生きた者の台詞。万太郎の句より人生手前だが似ているか。(うーむ)

◎2点「舌先に檸檬冷たき朝かな<ウーフ>」
 ☆味覚触覚そして冷たさのブレンドを頂きました。(土曜日)
 ☆朝と檸檬の取り合わせがいいと思いました。(弓子)

◎2点「老梅の紅を育む寒さかな<うーむ>」
☆寒気の中で開花を待つ老梅。中七がよいと思う。格調の高い句。(けいこ)
 ☆中七で心が豊かになります。(白い鴉)

◎2点「絵心も詩心もなく狸汁<土曜日>」
☆季語を上手に使っていると思います。(白い鴉)
 ☆無芸大食症候群。でも温まる。(弓子)

◎1点「寒空に石の地蔵の薄笑い<狛犬>」
 ☆「石の」は無くてもとも感じますが、「薄笑い」が利いています。(ときお)

◎1点「寒暁のコンビニ青き灯を溢す<ウーフ>」
 ☆早朝のコンビニの寒々感。気分も寒い。(弓子)

◎1点「寒々と待つ人の去りまた来たり<ウーフ>」
 ☆冬のプラットホームで詠まれたのではと、面白いです。(そよ風)

◎1点「座机に寒気積もりし子規の家<ときお>」
 ☆子規の境遇が出ている。「座机」は「文机」の方が良いのでは?(たいじ)

◎1点「初時雨川床の湯のこそばゆし<ときお>」
 ☆下五のこそばゆきで、足湯の触感を鑑賞者も実感できる。(けいこ)

◎1点「交番の灯し色濃き霜夜かな<たいじ>」
☆寒い冬に、一番赤く見えるような気がする。(うーむ)

◎1点「寒日和大道芸に銭投げて<たいじ>」
☆寒い日曜日のひととき。大道芸に心癒され心づけを奮発してみた。(ウーフ)

◎1点「熱燗の無制限なる一人の夜<白い鴉>」
 ☆中七から、一人で気楽な夜もたまにはいいですね。(そよ風)

◎1点「くちびるの熱き躊躇ひ帰り花<そよ風>」
 ☆躊躇いがなくなると人生がかわります。(ときお)

◎1点「熱燗を無口手酌の夫婦かな<土曜日>」
 ☆破局寸前?酔ったら収拾がつかなくなるのでは?(ときお)

◎1点「とりあえず味噌とぬる燗あてがわれ<弓子>」
 ☆哀愁漂うサラリーマンの背中が浮かびました。(句猫)


以上です。
taiji-m * ブログ句会 * 15:41 * comments(0) * trackbacks(0)

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