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有名な俳句

 左の写真の句の季語は「春先」 (春)です。 
 狛犬さんから、「理屈っぽい句、説明的な句は良くないというけれど、一茶の『やれ打つな蝿が手を摩る足を摩る』や、千代女の『朝顔に釣瓶取られて貰ひ水』はどうなのか」という質問がありました。
端的に答えれば、「有名句、必ずしも名句ならず」です。両句とも、ごりごりの理屈っぽさの上、過度の擬人化、もっともらしい生物愛護と、申し分なしの月並調です。
 千代女の句は、虚子がラジオ放送で「つまらぬ句」と酷評し、千代女ファンの非難を浴びたにも拘らず評価を変えなかったことがありました。また、飯田龍太は「『朝顔に』だったら悪い月並俳句の典型だが、『朝顔や』と記した真筆があるそうで、これなら、『朝顔の咲いている朝、井戸水を汲もうとしたら釣瓶がない。若者の悪戯かしら。』という意味の句で、上等とは言えないがそれなりの句だろう」と言っています。
 大衆的に有名な句には、「分かり易い強調」という特徴があります。芭蕉作というでっちあげの「松島やああ松島や松島や」が典型的です。狛犬さんの挙げた二句にもそういうところがありますね。
 芭蕉の「もの言へば唇寒し秋の風」も、これは翁の真作ですが、悪しき有名句でしょう。
 虚子の「もの言ひて露けき夜と覚えたり」は、彼はそうは言っていませんが、芭蕉のこの句の尤もらしさ、理屈っぽさへの当て付けかもしれないと思われます。


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taiji-m * 俳句と理屈 * 00:22 * comments(0) * trackbacks(0)

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