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泰二句集

泰二写真
 いきなり大きな顔が出てきてごめんなさい。これは最近(といっても2月ですが)の私です。この時はまだ酸素のくだは着けていませんでした。
私の隣に見えるのは孫の肩です。並んでいるのに、大分、高ささが違いますね。

<第八回合同ブログ句会の感想>
<風花さんから>
 多士済々、いろいろな句があっておもしろかったです。のびのびと詠われていて、たのしい雰囲気でした。が、これは自戒をこめてのことですが、材料が生のままなので、もうすこし表現に工夫があったらと思われる場合もありました。
 またいつものことですが、他の方の評により、句の読み方を教えられることもありました。

<柊さんから>
 世代の違う方々がいらっしゃるので、感じ方の違いがあって面白いですね。
 案山子の句は、いろいろな案山子が出て、楽しかったです。
 つくづく難しいと思ったのは、「秋風」です。私の句も入れて、ずしりと胸に来る句が案外少ないように思いました。
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<松崎泰二句集・第三部>
<ぬかご時代後半(平成14年〜平成21年)>
 世話人の句集の最後の部分です。

芋やうかんあんこ玉など寒明くる
ぶらんこに老人のゐる桜かな
水鳥の額のこぶの日永かな
夏果てや丘の向うのアドバルン
たんぽぽの茎短くて潮の香

干梅のひとつひとつの面構へ
繭のうち蚕の動きゐる良夜かな
ひぐらしや谷くまぐまの石ぼとけ
ボタン屋のボタンの数の夜長かな
孑々の嗤つてゐるのかも知れず

遠足の列遮断機が下りてくる
海亀の子にあかつきの沖明り
末枯れて風のふうせん葛かな
薔薇の刺冬将軍がやつてくる
渓筋の空ひらけたり時鳥

熊笹のおくの水音半夏生
みぞそばや雨脚やはらかくなりぬ
四十雀来てゐるひかり冬木立
銭湯の天井こだま春隣
我が影と欅の影と冬深し

接木して大きな月の上りけり
花あんず鳥のことばの溢れたる
陽炎や隠れんばうの鬼が来る
鉄塔の脚据わりゐる冬田かな
上げ潮の河口八十八夜かな

秋澄むやうす紅色の鉋くづ
御飯よと呼ぶ声のする返り花
不足なき齢と思ふ葛湯かな
遠足の去りたるおたまじやくしかな
丘の上の音楽ホール遅桜

灯取虫大きな影を連れてくる
神職の大きな箒椎の花
秋の蝶音立てて雨降つてきし
砂浜に波くりかへす良夜かな
肺衰へて冬空の奥の紺

あらたまの気息に充ちて一走者
我が影を踏みゆく車寒の入
肺病むや並びて太き冬の幹
冴え返る桶の底なる鰈の眼
紋白蝶仮眠してゐるガードマン
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※<孫のための註・抜粋>
「渓筋の空ひらけたり時鳥」
 若い頃、よく丹沢の沢登りをした。時鳥の威勢のよい声。
「銭湯の天井こだま春隣」
 子供の頃、銭湯(浅草)でよく遊んだ。天井が高く、反響が快かった。
「秋澄むやうす紅色の鉋くづ」
 子供の頃、家は桐箱屋だった。職人仕事に憧れがある。
「我が影を踏みゆく車寒の入」
 町を歩いていて自動車が私の影の上を通った。轢かれた感じ。

taiji-m * - * 17:14 * comments(0) * trackbacks(0)

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