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第七回合同ブログ句会・選句と評

るりたまあざみ
 写真は真上から見た「ルリタマアザミ・(瑠璃珠薊)」。このブログで一度紹介したことがあります。毎年、花が小さくなって、大分貧弱になりました。

<第七回合同ブログ句会・選句と評>
 選は☆で示しました。△は佳作、▽は意見、?は疑問、※は仮名・文法の誤りです。
<>は作者、( )は評者です。
 ※今回の句会作品、選、評について、感想・質問などお寄せくだ
さい。

<選句と評>
<小波>
1団栗のことばころがる掌
2形なきものは壊れず秋灯
3秋立つやかすかに見ゆる風のいろ
☆1、一つ一つの団栗、それぞれの言葉が聞こえる。(泰二)
☆1、団栗の言葉に耳を傾ける作者。誌的想像をかきたてられる。(風花)
△1、(友遊)
△2、(友遊)
☆3、色のない風に色を付けたところが面白い。(狛犬)
☆3、季節の変化を風の色で表現しているのに感心した。(知足)
☆3、古今和歌の本歌取りでしょうか。端正な句です。(土曜日)

<白い鴉>
4秋立つや影を重ねし船溜り
5陶製の釦いろいろ秋ともし
6どんぐりや硬貨を洗ふ水の音
☆4、季節の移ろいが見える。(紙風船)
☆4、影から、船溜りの水の色も連想できました。(青子)
△4、整った句で誌的情緒がある。既に詠われているような気がする。(風花)
△4、(奴)
☆5、陶のぬくさと秋灯がひびきあう。色彩的。(風花)
☆5、陶のもつぬくもりと手製のおもしろさが秋ともしにぴつたりです。(柊)
☆6、鎌倉の銭洗い弁天か、山奥の静かさが出ている。(奴)

<♭>
7秋立ちて最小限の人となる
8秋灯に過ぎ去りし日々影光
9団栗の各々の顔我を見し

<八目>
10行く足のはこびの遅き今朝の秋
11一人にはひとりのくらし秋灯
12団栗や昔はどこも子沢山
☆11、「ひとり」が日々背負ってゆく「くらし」の重さよ。(♭)
☆11、慎ましいが平穏な暮らしがうかがえる。(梓)
☆11、上五中七、どこかにありそうなフレーズですが、秋の気分です。(土曜日)
☆11、類句がありそうだけど秋灯がよく合っている。(紙風船)
☆12、素直な連想を頂戴しました。(土曜日)
☆12、(鴉の子)
☆12、野放図に転がる団栗を見ての感慨の一句で面白い。(若葉)
△12、「どんぐり」と「子供」は一寸つきすぎか?(奴)

<狛犬>
13秋の灯や亡き母見たり暗がりに
14秋の灯や財布の底の銭数え
15孫等去り団栗一つ残りけり

<泰二>
16立秋や音立てて噛む香の物
17どんぐりで終る団栗ばかりかな
18秋灯星のごとくにはるかなる
☆16、食卓にやすらぎ、日常のひとこまを捉えて好きな句。(梓)
☆16、新米に香の物!秋だなぁ〜と感じるひと時。(白い鴉)
☆16、空気も澄んでこりこりと音のする香の物が美味しそう。(杏)
☆16、秋めいた空気の中、香の物をかむ音の歯切れよさが伝わってくる。(里穂)
☆16、音が響いて静けさを感じます。(句猫)
☆16、立秋らしさを音で表現。おいしそうですね。(柊)
☆16、(鴉の子)
△16、「噛む」がなければ、申し分なし。(奴)
☆17、発想にこころを惹かれた。味わい深い句。(梓)
☆17、悲しいのだが笑ってしまう、そんな表情が浮かぶ句。(うーむ)

<季彩>
19今朝秋の厨に出羽の祈祷札
20これからが一人の時間秋ともし
21山の子に山の遊び場櫟の実
☆19、祈祷札と今朝秋のイメージが良い。(八目)
☆19、夏に詣でて戴いてきたものか。お札の白さが、秋を象徴している。(奴)
☆20、秋の夜長自分の時間を大切にしたい気持ちよく分かる(狛犬)
☆20、母・妻・嫁・パート・奥さん。役割から解放される自分の時間。(泰二)
☆21、自然の中でのびのび育つ子供の情景、「山の遊び場」が効いている。(梓)
☆21、作句に無理が無い。(八目)
☆21、(鴉の子)

<友遊>
22秋立つや朝の散歩の距離のばす
23秋たちてまた明日ねと別れたる
24秋立ちて潮風乾いてきたりけり
☆22、感じるだけではなく、具体的に反映させる秋。(♭)

<土曜日>
25どんぐりやいくつになっても虎フアン
26秋灯下買ふても読まぬ哲学書
27縁ひとつ切れて歳寄る今朝の秋
☆25、虎ファンは永遠に不動、不滅です!!(季彩)
※26、「買ふて」は誤り。正しくは「買うて」。(世話役)
△26、買っても積んだままの本は面白いが、「哲学書」はどうか?(奴)
☆27、「縁」を結び合い、「歳」を重ねてきた人だけが語れること。(♭)

<柊>
28塀に寝る猫そよぎをり今朝の秋
29一冊の本とラジオや秋ともし
30秋灯や戻りし家に音あらず
☆29、秋の夜長の雰囲気が伝わってくる。(若葉)
☆29、ゆったりと過ごす秋の夕べでしょうか。(句猫)
△29、季語とつき過ぎの感じがしますが。(季彩)
△29、秋ともしにぴったりの道具立て。ぴったり過ぎがマイナスにも。(泰二)
☆30、誰もいない淋しさが、自然に伝わってくるようだ。(知足)

<風花>
31秋立つや漂うてゐる蔓の先
32人を待つナイフとフォーク秋灯
33大どんぐり一つ呉れたる別れかな
☆31、風に吹かれて揺れている蔓の先。何故か侘しさを感じます。(白い鴉)
☆31、涼しい秋になり蔓も元気に触手を伸ばしている様子が見える。(杏)
☆31、蔓の先が漂うとなんで秋立つのかわからないが立秋だからだらう。(八目)
☆31、秋の始まりを空気の軽さに感じる繊細な句。下5句秀逸。(うーむ)
☆31、秋立つ頃の植物の特性が出てる。(里穂)
△31、よく見る風景ですが、中七が秋の淋しさを捉えています。(柊)
△31、「秋めくや」だったら☆。「立秋」は繊細さの他に潔さも含む。(泰二)
☆32、照明は絶対黄色。誰かに待たれること、待つことの幸せ。(うーむ)
☆32、中七の金属の質感が季語と合う。スマートな句。(柊)
☆33、童話を読むような物語の展開を感じる。(里穂)

<奴>
34立秋の月を掲げし森の梢
35クラス会果て秋の灯に帰りつく
36どんぐりの水面に落ちしこだまかな
☆35、クラス会の余韻と、秋灯のとりあわせに共感しました。(青子)

<杏>
37水底のごとき法堂秋灯
38立秋の僧連れてくる山の風
39秋立つや地球も少し傾けり
☆37、龍の睨む禅寺の法堂の静けさが秋灯しでほっとする様。(季彩)
☆37、法堂の静けさが良く出ている。嘗て対馬で、同様な景に出会った。(奴)
☆37、比喩に惹かれた。澄んだ静けさが遺憾なく表現されている。(風花)
☆37、上五が全体の雰囲気を良く出している。(泰二)
☆37、水底というたとえがすばらしい。(青子)
☆39、壮大な着眼点に惹かれた。(♭)
☆39、そんな気がしてきました。面白いです。(友遊)

<里穂>
40秋めくや川風とどく美術館
41筆跡に父との逢瀬秋灯下
42ふるさとや団栗の降る父母の墓
☆40、玉堂美術館でしょうか。景がみえます。涼しげです。(友遊)
☆42、自然に恵まれた土地の情景が浮かんできた。(知足)

<紙風船>
43小流れの石の不揃ひ秋立ちぬ
44秋ともし円周率の限りなく
45団栗や佳境に入りし村歌舞伎
☆43、ありふれた小流れに注ぐ視線。その水に立秋を感じる感性に共感。(風花)
☆44、円周率の数値が最近更新された 取り合わせが斬新な句である。(若葉)
☆44、簡潔な中にある宇宙の永遠の不思議。俳句ならではの表現。(うーむ)
☆45、村民の動きが見える様です。村芝居では如何。(白い鴉)
☆45、観てみたいです。中七が決まっています。(土曜日)
☆45、山々に囲まれた村。素朴な伝統を守る村の人々。季語の斡旋も良い。(奴)

<若葉>
46今朝の秋風にねばりの失せにけり
47千号に載す千句目の句秋灯
48とば口は踏み固めらる檪の実
☆46、風のねばりという表現が新鮮(狛犬)
☆46、秋風のさらりとしている気配が出て嬉しい。(杏)
☆46、(鴉の子)

<悠>
49立秋や二声のあと飛び立ちぬ
50山の水一杓掬ひ秋立ちぬ
51秋立つや二つ三つと星増ゆる
☆50、爽やかな感じが良く出ている。(紙風船)
☆50、夏とは違う匂いや冷たさに秋を感じられたのでしょうか。(句猫)

<青子>
52秋立ちてマリンブルーのシャツ仕舞ひけり
53茶葉ひらく刻(とき)数へをり秋立ちぬ
54袴脱ぎ檪樫の実無礼講
△52、字あまりにしてまで「けり」がいるのか?「シャツ仕舞ふ」では?(奴)
☆54、独創的な発想で、楽しい句です。(柊)

<句猫>
55秋立つや金星に後をつけられり
56秋灯し田舎道をひた走る
57団栗が名刺代わりや山の神
※55、「られり」は誤り。正しくは「らるる」。(世話役)
☆55、金星に後をつけられるという表現がおもしろい。(季彩)
☆56、暗い田舎道を、ひた走るがいい。暖かさと寂しさ。(友遊)
☆57、団栗が良く効いている。(白い鴉)
☆57、団栗が山の神の石碑に落ちていて名刺代わりとはユーモラスですね。(杏)

<知足>
58災害と戦禍も語り秋に入る
59秋灯や音せぬ碁盤長考す
60団栗や孫と数えて俄塾
☆59、何十手先まで読んでいるのかな?(季彩)
☆59、秋の夜の静かな感じがいい。(里穂)

<うーむ>
61秋立つや君は口癖だけ残し
62秋灯下こころしずめるために編む
63ねんねこの手より団栗ころがりぬ
☆61、今は傍にいない方の口癖を思出して懐かしむことってありますね。(句猫)
☆62、何かに集中すると心が静まる、特に秋の夜は(狛犬)
☆62、女にはそういうときがあります。同感。(友遊)
▽63、季重ね。上五を工夫すると楽しい句です。(白い鴉)

<梓>
64発掘の竪穴住居くぬぎの実
65秋立つや風の下りくる屋敷林
66秋灯や本にはさみし子の便り
☆64、堅穴住居とくぬぎの実がマッチしていると思う。(若葉)
☆64、土器時代の、豊な生活が思い浮かんだ。(青子)
☆66、手元に置いておきたい心情。(八目)
☆66、偶然見つけて、感慨に耽っている感じが良く出ている。(知足)
☆66、身近に置いてさりげない親子の距離感が出ている。(紙風船)
☆66、本に挟んであった便りを秋灯の下で開く感じが出ている。(泰二)

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