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第四回合同ブログ句会・選句と評


 写真は「山桜」。前回の写真と同日、撮影。桜山はほとんどが染井吉野ですが、山桜も少数ちらほら咲いていました。

<第四回合同ブログ句会・選句と評>
 選は☆で示しました。△は佳作、▽は意見、※は仮名遣いの正誤です。
<>は作者、( )は評者です。
 ※今回の句会作品、選、評について、感想・質問などお寄せください。
 ※今回は、三題とも「桜」関係でした。こういう出題はどうだったでしょうか?

<選句と評>
<句猫>
1二代目や懐紙の上の桜餅
2金属音白球吸い込む養花天
☆1、二代目と懐紙でいろんな想像を楽しめました。(土曜日)
☆1、何の二代目?庭師か、歌舞伎役者か、懐紙が想像を呼びます。(杏)
△2(うーむ)

<青子>
3桜餅この葉食ふべき捨つるべき
4花曇子供歌舞伎の乳母十歳
5奥駆けの道の始まり花曇
△3、佳作でいただきます。おもしろい。(友遊)
☆4、精一杯の子供の演技、でも眠たい。下五句が可笑しい。(うーむ)
☆4、乳母が十歳という所が良かった。可愛いですね。(早春賦)
☆5、大峰入の吉野熊野の風景がひろがる。(梓)
△5(うらら)
△5(うーむ)

<友遊>
6仏壇の灯明ゆれる桜餅
7内緒よとゆびきりした日さくら貝
8鍵束のひとつはずせし花曇
☆7、懐かしい感じがしました。(句猫)
☆7、若き日をほのぼのと思い出させる機縁として、桜貝はぴったり。(泰二)
※8、「はずせし」→「はづせし」(小波)
☆8、鍵をはずす金属音が聞こえてきそう。(梓)
☆8、なんか複雑な事情がありそうな、なさそうな。(土曜日)
☆8、一つ外した鍵の訳が「花曇」に感じられる。(紙風船)
☆8、何かはじめようとする瞬時の心の動きを捉えている。花曇がいい。(うらら)
☆8、転居か恋人との別れか、鍵はひんやりとしている。特選。(うーむ)

<紙風船>
9ためらひつ呼鈴鳴らす養花天
10丸き背のガラスに映る花曇
11酒好きの夫の嗜む桜餅
☆9、電話やメールでなしに直接話さねばならぬ事。例えば仲人の辞退。(八目)
☆9、季語がとてもよい。(友遊)
△9(うらら)

<土曜日>
12この俺もかつて神童桜餅
13桜貝ひとさし指で弾くピアノ
14花曇むかし通ひしティールーム
☆12、只の人となって桜餅に安らぐ幸せ。季語が合っている。(小波)
☆12、現在は老境にさしかかり良き夫・良き父となって・・。(鴉の子)
☆12、きっぱりと言いきったとこらが面白い。(秋)
☆13、ピアノにふれてみたくなるそんな日、童謡でも弾いたのかしら? (友遊)
☆13、桜貝とピアノの取り合わせが新鮮。(梓)
☆13、たどたどしく、さびしい音色。自分の指の桜貝。(うーむ)
△13、季語が「花曇」だったら一番に取りたかった句。(八目)
△13(紙風船)
☆14、昔は楽しい思い出があったのでしょう。(八目)
△14、「花曇」が昔の甘い懐かしさにぴったり。(泰二)

<泰二>
15砥ぎたての刃金のにほふ花曇
16膝に来て猫の寝てゐる桜餅
17蓬莱と呼ばれし国や桜貝
☆15、研ぎあげた刃との取り合わせは、よく見かけるので、包丁では?(青子)
△15(うらら)
☆17、桜貝を透して見る世界は蓬莱という国に似ているのかな。(狛犬)
☆17、蓬莱と桜貝が良く響き合っていると思います。(白い鴉)
☆17、ふしぎな取合せが魅力的。神仙境とされる国の岸に漂う桜貝。(うらら)

<白い鴉>
18村長の弾くそろばん花曇        
19墨堤を歩く夫婦や桜もち       
20重箱の蓋の光りや桜貝 
☆19、隅田川の風景がひらけます。(土曜日)
☆20、淡紅色の光りを放つ美麗な重箱。どんな料理が出てくるか。(小波)

<八目>
21仏壇の母の御下がり桜餅
22去年までは企業の戦士さくら貝
23花曇音にならないリコーダー
☆21、感傷的過ぎるようだが、分かりやすい句。(狛犬)
☆22、季語が良く効いている。上5を「昨日まで」としてはどうですか。(白い鴉)
☆22、定年後の生きがいをまだ見つけられない男性。背中が見える。(うーむ)
☆23、花曇が利いている。情景が見えてたのしい。(うらら)
☆23、新小学三年生位でしょうか。頑張れと応援したくなります。(句猫)
△23、季語が利いている。「音にならない」は、具体性がもう一歩。(泰二)

<狛犬>
24桜貝幻の世現出す
25髭面の口に喰われし桜餅
26桜餅葉を剥くくせの友ありき
▽24.「現出」が堅いし、句意が二通りに取れます。(小波)
☆25、髭面で甘党、ちょっとした意外性とほほえましさに惹かれました。(青子)
☆25、ひげづらとさくらもちの取合わせの妙。(鴉の子)

<小波>
27取り交す第一釦と桜貝
28花曇り一灯暗き大手門
29桜餅茶室に紅の静寂かな
☆27、卒業の初恋同士でしょうか 金釦と桜貝の取り合わせが純粋です。(秋)

<たみこ>
30花ぐもり素直に話聞いている
31うつむいて見つける幸や桜貝
32どなたかが遊びに来ぬか桜餅
☆30、たまには心静かに話しを聴くのも良かれ。(白い鴉)
☆31、こういうたわいのない発見が幸せを呼ぶことも。(狛犬)
☆31、海のクローバーですよね。(句猫)
☆32、有名店の桜餅か、手作りか。誰かと楽しみたい気持ちに同感。(青子)
☆32、人恋しい午後のひととき、お茶が、お茶受けが待ってます。(鴉の子)
☆32、折角お茶菓子があるこんな時来客があったら良いのに、実感です(早春賦)
☆32、「だれか」でなく「どなた」なので、由緒ある店の桜餅かな。(泰二)

<早春賦>
33見えつつも遠き山門花曇
34海の無い町に住みをり桜貝
35麻雀の区切りの時を桜餅
☆33、花曇の道をゆっくり歩く穏やかな感じです。(たみこ)
☆33、見えていて遠い山門、歩いて見るとそれ程でもないのに。吉野の蔵王堂?(杏)
☆33、遠近感が出ていて良い。(紙風船)
☆34、可哀想に思うんですが手放したくないんですよね。(句猫)
☆34、目の前の桜貝から湧く海のイメージ。憧れが良く出ている。(泰二)
△34、桜貝を見たことのない私も、こう詠めばいいのかと思いました。(青子)
△34(うらら)
☆35、ほっとして、桜餅に手がのびる(を)がきいている。(友遊)
☆35、かつてサボリ学生の溜まり場だった我が家を偲ぶ。(小波)
△35(紙風船)

<うらら>
36花曇り書かねばならぬ文ひとつ
37川風に冷え残りたる桜餅
38どんな身をつつんでいたの桜貝
☆36、花曇の気分に良くあっている。(八目)
☆36、しんと静かな書斎が浮かびます。(たみこ)
☆36、花曇の季語が想像をふくらます。(秋)
△36(うーむ)
☆38、ただ、ただ、同感。私も知りたい。(狛犬)
☆38、疑問に同感。口語調が生きている。(小波)

<鴉の子>
39母の忌や降りたつ駅の花曇
40桜もちの倖せいろを友持ち来
41掌にうけてこはれさうなるさくら貝
☆39、[33]と雰囲気が似てますが、「母の忌」で、より優しい感じが。(たみこ)
△39、切り繋ぎに問題はあるが季語が「母の忌」への気持を語っている。(泰二)

<秋>
42二羽らしき鳥語いづこや花曇
43姉妹に間違へらるる桜餅
44朝の日の干潟に残るさくら貝
☆44、ピンク色に桜貝が朝日に輝いてる。ロマンチックですね。(早春賦)

<杏>
45中空に母の声せり養花天
46花曇使いはじめの庭箒
47食卓は時に文机桜餅
※46、「使い」×→「使ひ」〇 (世話人)
☆46、花びらを掃き集めるのは大変な仕事ですね。(白い鴉)
☆47、まさに実感、桜餅をいただく至福。(梓)
☆47、ごく普通の家庭のさくら餅が詠まれている 表現が上手い。(秋)

<うーむ>
48花曇り「この印籠が・・・」出てこない
49生家より婚家に長し桜餅
50かなしきひ海よりもらふ桜貝
☆48、面白い発想と思いました。(早春賦)
△48(紙風船)
☆49、嫁ぎきて随分たったなあとの感慨。どちらかといえば幸せの気分。(八目)
☆49、主婦の日常のひと駒(鴉の子)
☆49、結婚後のつつがない生活が桜餅に現れている。(紙風船)
△49、桜餅の関西風、関東風。婚家ではどちら?今は婚家に馴染まれた様子。(青子)
☆49、青子さんのように深く読んでも、もっと単純に読んでも味のある句。(泰二)
△49(うらら)
☆50、深い呼吸をするような、センチメンタルな感じがいいです。(たみこ)

<梓>
51鳥籠に鳥の影なき花ぐもり
52ガラス戸に嬰の手のあと花ぐもり
53てのひらに潮騒を聴く桜貝
☆51、なぜ籠は空なのだろう。逃げた?死んだ?想像が膨らみました。(青子)
☆52、慈しむ目がいい。(友遊)
☆52、曇りだからガラスに残る花の様な手形は、はっきり出るのでしょう。(杏)
☆52、上手い。(紙風船)
☆52、絶品。「嬰」がこの家にいてもいいが、去った後の方がなお良い。(泰二)
☆52、汚れである筈のものが花曇によっていい雰囲気を醸している。(うらら)
△52(うーむ)
☆53、唄を聴いて居る様なロマンチックな掌の桜貝です。(杏)
☆53、潮騒がお手柄です。(土曜日)
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 ※季語「花曇、養花天」は、漠然として難しかったです。こういう苦手な季語も
詠んでみるところに、本句会の良さがあると思いました。
(小波)

 ※季語「花曇」は難しい。深刻になっては駄目だ。その点9や36は選に入れたが重いかも?(八目)
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